つい先日のことです。楽天銀行(ネットバンク)のお金を銀行口座に移し替えようと、振込手続きをしていました。
ほぼ毎月のことですから、いつもなら間違うこともありません。ですが、うっかり「ゆうちょ銀行」の口座に振り込んでしまったのです。
ゆうちょ銀行は、20代の頃につかっていましたが最近は使っておらず、通帳やカードも手元にあるのか思い出せない状況。汗
大慌てで郵便局に出向いたのですが、口座が凍結状態になっていました。楽天銀行の口座からは、振込分の金額がしっかり減っています。
このままでは「消えた5万円」になってしまいます。涙
今回は「楽天銀行からゆうちょ銀行への振込でトラブル発生!郵貯口座が凍結していたらどうなる?」と題して、この一件の結末をお話したいと思います。
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ゆうちょ銀行の口座が凍結した理由。
冒頭でもお話しましたが、ゆうちょ銀行を最後に使ったのは20代の頃の話です。
それ以来、勤め先の給与振込の都合で、別の銀行を使っていました。
ですから、ゆうちょ銀行の通帳やATMのカードの所在がどうなっているのか、まったく思い出せませんでした。汗
おそらく、シュレッダーにかけて処分したのではないかと思っていたのですが、念のため、手提げ金庫の中を調べてみると、何年も前の封筒の中にセットで残っていました。
これはラッキーと思い、ATMに向かったのですが、カードを入れても、通帳を入れても「お取り扱いができない」と言われてしまったのです。
調べてみると、最後に使ったときから10年が経つと「休眠口座」となってしまい、通帳もカードも使えなくなるというのですね。汗
まさか、生きている間に自分の口座がそんなことになるなんて想像もしていませんでした。(ちなみに、通帳に記載されていた最終日は平成20年となっていました)
この件に関しては、ゆうちょ銀行のホームページに記載がありましたので、リンクを貼っておきますね。
もっと怖いのは財産の消滅
先ほどのリンク先の掲載を見てギョっとしたのですが、積み立てしていた預貯金は、場合によっては権利が消失することがあります。
【平成19年9月30日以前にお預け入れいただいた通常郵便貯金、通常貯蓄貯金】
平成19年9月30日の時点で、最後のお取扱日から20年2か月を経過していない場合は、他の金融機関と同様、最後のお取扱日(平成19年10月1日以後に一度もお取り扱いがない場合は、平成19年10月1日)から10年が経過すると、ATM・ゆうちょダイレクトの利用ができなくなることがございます。この場合、窓口で手続きすることにより、払い戻し(解約)や引き続きのご利用が可能です。お手数ですが、お近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口へお越しください。
平成19年9月30日の時点で、最後のお取扱日から20年2か月を経過している場合は、旧郵便貯金法の規定により既にお客さまの権利が消滅しておりますのでご了承ください。
こういう話は、おじいちゃんやおばあちゃんが亡くなった場合などに、よく出てくる話だと思っていました。汗
ですから、正直、他人事のように感じている部分あって、くわしく説明を読んだりしたことがなかったのですね。
ですが、今回の一件で、こういう説明書きは丁寧に読んでおかないといけないなぁと反省するきっかけになりました。
ゆうちょ銀行の口座凍結を解除する手続き
さてさて。わたしはとりあえず、ゆうちょ銀行の口座を凍結解除しなければなりませんでした。
郵便局の窓口で事情を話して、さっそく手続きが始まりました。
わたしは小さな地域の郵便局へ行ったのですが、そこには3人の郵便局員の方がいらっしゃいます。
今回のようなケースは稀だったようで、局長を含めた全員が総出で私の対応をして下さいました。
まずは、身分証明書を提示して、本人であることを証明しなければいけません。
ですが、わたしが当時登録していた住所と現在の住所が違っています。ですから、ここの部分を、どうやって同一人物と照明するのかが問題になったのです。
幸いにも、わたしの免許証は旧住所が表に記載されていて、引越し後の住所が裏面に記載されていましたから、何とかクリアすることができました。
これは本当にラッキーなことでした。だって、保険証などは全部、引越し後の住所になっていますから。汗
照合作業が終わると、あとは内部の事務処理なのですが、なかなか凍結解除の処理がうまくいかないようでした。何度もエラーが出ているような音が聞こえてきましたから。
結果として30分くらいかかったのですが、通帳もカードもきちんと使えるようになりました。
その段階で通帳記帳をしてもらうのですが、口座が凍結状態になっていたのですから、当然、楽天銀行から振込したはずの5万円は入金されていないのです。
楽天銀行から振込したお金はどうなった?
さてさて。ここからが第二段階の問題です。
楽天銀行から振込をした5万円は「処理済み」となっています。ですから、口座残高からは5万円がしっかり減っているんですよね。
だけど、もし、振込先の口座が凍結されているのであれば「振込ができませんでした」というような連絡なりが無いとおかしい事になりますよね?
だって、振込先が使えないのに5万円だけは動いているのですから。汗
これが面倒な話のはじまりになりました。
わたしは、楽天銀行のサポート窓口に電話連絡をしました。
そこで、事情を話して可能であれば、取引きをキャンセルして欲しいと申し出たのです。
ですが、窓口の女性の言い分はひどいもので、「キャンセルはできません!こちらがわは事務処理をしているのですから、ゆうちょ側の事務処理の問題です」のようなことを、話を遮るように、高圧的に返してくるのです。
あまりの態度の悪さに頭にきてしまい、わたしも反撃に出ることにしました。
「振込先の口座が凍結状態だったのだから、振込ができないはずでしょ?それなら、その旨の連絡が私に来ないのはおかしいじゃないですか!
手続き上の問題があったときに、どういう方法で、どういう内容の連絡がくるのか。消えてしまった5万円はどうなるのかを説明しろ!!」
最悪のパターンですよね。
わたしは自分が招いた失敗でトラブっているのですけど、手続きがどうなるか、この後何か手続きが必要なのか、どうすればよいのかを聞きたかっただけなのです。
ですが、結局は結論がでないまま、わたしは「高圧的な対応をされた」という思いだけを抱えることになったです。
サポート窓口の女性は「わたしにいわれても、どうすることもできません!」と言い放ってきましたから、その時点で電話を切ることになりました。涙
祈る気持ちでゆうちょ口座を確認
わたしは電話の後、何度も楽天銀行の口座を確認しました。
ですが、減ってしまった5万円はキャンセルで返ってくることも一切ありませんでした。
となれば、翌日の営業日にゆうちょ口座に振込が完了することを祈るばかりです。それしかハッピーエンドはありません。汗
仕事中も気になってしかたなかったのですが、本日の夕方にゆうちょ口座を確認すると無事にお金が入金されていました。
もう本当に小躍りしたいくらいに嬉しかった~♪ お金がどこかに消えてしまわなくて本当に助かりました。
今夜は安心して眠れそうです。
ということで、今回はネット銀行からの振込についてお話しました。
わたしのうっかりミスから始まったことですが、ゆうちょ銀行の口座が凍結していたり、なんだりかんだりと、よい経験になりました。
Suicaでも同じようなことがありましたが、ロックがかかったり、凍結されたりということは、普通に起こり得ることだと肝に銘じておこうと思います。
今回の記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。
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