ミニマムな暮らしを目指すときに、とにかく手強いのが本です。
本は自分で選ばない限り購入することはありませんし、必要な不要かと聞かれても、必要だと思ったから買い足しているのですね。
そうなると、不要なものを断捨離するといっても、捨てる理由やきっかけがつかみづらいのです。
わたしの部屋には2つの本棚があるのですが、思い切って本棚ごと断捨離することに成功しました!
今回は、わたしの体験をもとに、グズな私でも本を断捨離できた5つのルールと、本棚を処分できたときのメリットについてお話します。
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本の断捨離には覚悟とエネルギーが必要!
本の断捨離と聞くと、とても簡単そうに感じる方も多いと思います。
ですが、これは本当に手強くて、なかなか作業が進まないのですね。そして、やってみると分かりますが、想像以上に時間もかかります。
わたしの部屋にあった本棚は2つ。たったこれだけ?と思うかもしれませんが、この部屋に引っ越してくるときに「これだけは手放せない」と思って持ち込んだものなのです。
向かって左側の棚にある本は仕事で使う本。右側の棚は、一生手離すことのないであろう趣味、囲碁の本が詰まっています。
どちらも目的は違いますが、わたしにとっては非常に価値のあるものですし、囲碁の本は廃盤になったものをオークションで買い集めたものもあるくらいです。
これを断捨離するとなると、なかなか手をつける勇気がもてずにいました。
本を断捨離する4つの基準とルール
正直にいいます。わたしは決してガンガン、ゴリゴリ、進めるタイプではなく、どちらかというとグズズグしていてチャンスを逃すタイプです。汗
自分でも悪いクセだと思っているのですが、いつまでも性格とかクセのせいにしてはいられないと思うようになりました。
そんなグズな私でも本の断捨離を決断、決行できたのには秘訣があります。
ズバリ!本を断捨離する4つの基準とルールで動くことです。もう、立ち止まらずに「動く」って決めてしまうのです。
それでは、4つの基準とルールについてお話しますね。
1.何があっても本棚を捨てる覚悟!
わたしが今回の断捨離を成功できたポイントは、何と言っても、本棚を捨てる(残さない)と決めたことです。
本棚は本を収納するための場所になりますよね。ですから、本棚が存在している限り、また、同じことを繰り返すのは目に見えています。
とにかく「この本棚を捨てるんだ!」と決めてしまえば、「本が邪魔だ!」という自然な流れができてきます。
そう。本は今のわたしには邪魔な存在なのです。
2.「もったいない」を持ち込まない!
断捨離を決行するときには「もったいない」を持ち込まないことです。
これを持ち込んでしまうと、まったく手が進まなくなってしまいます。一番エネルギーを使うのは、もったいないとの葛藤だと思うのですね。
本の場合は特にその傾向が強いように感じています。
ですが、ここも頭を切り替えてしまうことが大切です。
だって、断捨離しなきゃいけない環境を作ってしまったのは自分です。不要なものを大事に抱えて「もったいない」とジタバタしても仕方ないですよね。
もったいない事にしてしまった自分を反省して、先にすすみましょう!
3.いま使っている本だけ取り出す。
さてさて。本を断捨離するのが今回のテーマなのですが、断捨離だからといって、何でも捨てればよいというわけではありません。
もちろん、潔くすべてを捨ててしまうのも大問題です。
まずは、いま使っている本、これから仕事で使う本をピックアップしましょう。
わたしは平日は教える仕事をしていますから、現在使っている教材をを捨てるわけにはいきません。
それから、先々の予定として使用がきまっている本も同様ですね。
仕事用でなかったとしても、趣味の本でも同じです。いま使っている本であれば、残す本として取り出しておきましょう。
「使っている本」「必要な本」は、残すことをルールとします。
4.1年間開かなかった本は100%不要!
わたしはこの部屋に引っ越してきてから、ちょうど1年くらいになります。
ですから、今の今に至るまで、一度も開かなかった本は不要な本なんですよね。それが仕事用であっても、趣味の本であってもです。
ここでのポイントは、自分にとって価値があるかどうかではないという点です。
使ったのか、使わなかったのかという点にだけ注目してください。
使わなかったのであれば、思い切って「不要」と割り切ってしまうことをルールとします。
わたしの本棚には、仕事用の本の中に「借りている本」「返却できる本」がありました。ですから、それらは即返却することにしました。
5.不安解消のための本は卒業!
わたしの本棚には「何かあったときに困るから」で抱えてる本たちがたくさんいます。
特に私の場合は、教える仕事をしているので、自分が苦手な分野の本は、とにかく手広くいろいろと買い集めて、それで安心感を得ていることが多いです。
ですが、ここ数年の自分を振り返ってみると、随分、過酷で荒れた道を歩いてきたわりには、手元に集めた本を開くことが、ほとんどありませんでした。
「何かあったら」のために備えている本は、「何もなければ開かない本」でもあるんですよね。そして、その可能性の方が大きいと思います。
その中には、自分のコンプレックスを隠すための本もあることに気づきました。
コンプレックスをカバーしてくれそうな情報や知識を、本として自分の身のまわりに置くことで安心感を得ている自分がいるのではないかと思えたのですね。
ですが、それらの本も、これまでのルールと同様に処分してしまいます。
1年間開かなかった本は不要になった本です。「もう、この本に頼らなくても大丈夫な自分になれたんだ!」と思って、卒業してしまいましょう。
そういえば、これと同じような理由で、以前の引っ越しのときにも大変苦労をしました。こういう癖は、なかなか直らないものなんだなぁ~。涙
本棚はオフハウスに持ち込んだ!
本の処分は、とても苦労しました。
囲碁の本は、多くが読まないものだったので思い切って処分。本を買っても、きちんと最後まで読まないから、万年初段なんですよね。涙(目標は六段!)
ただ、その中でも呉清源先生の本は、やっぱり手離せませんでした。呉先生には、とても思い出があるからです。先生がいなければ、現代の囲碁はありえなかったと思います。
それとね。囲碁もAIが大流行していますが、呉先生が何年も前に打ったような手を、AIが最善として示すこともあるのですから、とても妙味ですよね。
そうそう。空になった本棚はオフハウスに持ち込むことにしました。
これは、あくまでも私の経験上の話なのですが、組み立て家具は分解しないで、そのまま持ち込んだほうがよいです。
分解してしまうと、再組立てのときにネジがバカになってしったり、パーツがゆがみでハマらなくなることもあるからです。
そうなると、買い取り不可になることもあるでしょうから、最初から、組み立てた状態で持ち込んだぼうがベターだと思うのです。
わたしの使っていた本棚は、ニトリの木製シェルフです。おそらく、3年以上は使っていたと思います。
ですが、なんと買取価格は1つ600円もつきました!2つで1,200円です。
普通に考えても、ホームセンターで購入した組み立て家具なんて、値段がつくわけないと思うのですが、大事に使っていてよかった~と思いました。笑
コイツらは、わたしの多肉棚としても活躍していたこともあるので、本当によく活躍してくれました。いままで、ありがとう~!
ということで、今回は本を断捨離するときのルールと基準についてお話しました。
お部屋の片づけや模様替えは、気分転換にも最適です。どうせなら、不要なものを断捨離して、シンプルな暮らしにシフトしていくのも良いと思います。
邪気が溜まり出すと汚部屋になるという話を聞いたことがあります。こまめに片付けで良い気を取り込んだお部屋づくりに努めたいなぁ~と思いました。
今回の記事が皆さんの参考になれば嬉しいです。
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