Youtubeでは「断捨離」に関する動画の自主削除ラッシュが続いています。
理由は「断捨離」という言葉が商標登録されたものであり、それを勝手に使うことが商標権の侵害にあたる、弁護士さんを通じて連絡があったそうなのです。
これに真っ青になったユーチューバーの方々が、一斉に動画削除に動き出したのですね。
当然、法的手段や罰則等もあるそうなのですが、穏便な解決のために提示された条件が3つありました。
今回は「断捨離」という言葉を本当に使ってはいけないのか?騒動の経緯と3つの警告内容について綴ってみます。
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「断捨離」はやましたひでこさんのもの!
断捨離は数年前から大ブームになっていて、その勢いは今も健在ですよね。
この「断捨離」という言葉は、あまりに浸透しすぎていて、みなさん何気なく使っていますが、商標登録されているものなのです。
断捨離という言葉については、やましたひでこさんのサイトで次のように掲載されています。
「断捨離®」および「クラターコンサルタント®」は、やましたひでこの登録商標です。
個人的な断捨離体験を語り発信するのは、ご自由です。
ただし、商業目的、営業目的が伴う「断捨離®」「クラターコンサルタント®」のご使用に際しては、明確厳格な基準を設けており、許可無く使用することはできません。
断捨離に興味のある方なら、ご存知のやましたひでこさん。ご自身のサイトで、きちんと明示・提示されていたのですね。
ポイントは「商業目的」や「営利目的」が伴うという部分だと思います。
Youtubeではミニマリストとして、動画を配信されている方もいらっしゃいますが、そのスタンスは大きくわけると2つあります。
- ミニマリストとしてブランディングしている
- 断捨離の体験談や実践を純粋に動画にしている
前者の場合が、今回の大きな問題になっているのではないでしょうか?
自分がミニマリストとして、シンプルライフを提唱するときに、登録商標の「断捨離」という表現を使って、自分ブランドの活動をしているという点です。
特にユーチューバーの方はそれ自体がビジネスですし、動画内でも「収益化」とか、動画以外のビジネスについて語ることも多いですから、なおのこと問題になったのはないかと思うんです。
Youtubeで謝罪と経緯説明
Youtubeでは、ミニマリストとして配信しているTakeruさんが、今回の断捨離問題について語っています。
経緯と対応を含めて、どうぞご覧になってください。
【ミニマリスト要注意】「商標権の侵害」は10年以下の懲役、1000万円以下の罰金。
動画内でも語られていますが、断捨離の無断使用は「商標権の侵害」「不正競争防止法違反」にあたる恐れがあるというのですね。
そこで求められた改善点が3つありました。(上記の動画概要欄の記載です)
- 動画タイトルに商標登録されている「漢字3文字」を表示、又は動画内容にその言葉を用いた動画全てを削除すること。
- ハッシュタグとして使うのも禁止。削除すること。
- 今後、無断で漢字3文字の表示を用いた活動を行わないこと。
そして、この動画が発端になったのかどうかはわかりませんが、わたしが個人的に応援している73歳のユーチューバーの成羽さんも、大慌てで対応されてようです。
どちらの動画を見ても、本当に不思議に思うのですが、どうして「断捨離という表現が」と明言しないのでしょう?汗
別に禁句になったわけではありませんし、誠意をもって謝罪対応しているのですから、はっきり伝えればよいと思うのですが、それも禁止事項にかかるのかな。汗
個人的な断捨離体験は自由
さて、ブログで断捨離について書くことは、商標権の侵害になるのでしょうか?
やましたひでこさんのサイトの引用文にもありますが「個人的な断捨離体験は自由」とありますよね。
「こんな断捨離やってみました」「うまくいきました」「なかなか手強かった」という個人の体験は、何も問題にならないと思います。
断捨離に共感できたり、それで一歩でも半歩でも前進できたという体験は、とってもオリジナリティにあふれていますし、参考になりことも多いですよね^^
ただ、自分が断捨離のスペシャリストのようになって、肩書をつけて名乗ったり、断捨離の看板で商売をするのは問題があると思います。そういう警告なのだと受け取っています。
今後、この断捨離問題がどのように進展するのか、注目して見守りたいと思います。
ということで、今回は、断捨離の表現と使用についての動きについてお話しました。
断捨離ブログはたくさんあると思いますし、ミニマリストを目指している方もたくさんいらっしゃいますよね。
ところで「ミニマリスト」という言葉も登録商標だったような気がするのですけど、こちらは問題ないのでしょうか?汗
これも時間差でにぎわってくるのかなぁなんて心配しています。
今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです。
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