はなのあ流儀

丁寧な暮らしを目指しています。生活の知恵やライフスタイルについてつづります。

35歳の壁って本当?40歳目前にして仕事での能力不足や限界を感じる4つのこと。

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昨年から今年にかけて、日々痛感していることがあります。

それは「この仕事はいつまで続けられるだろうか?」ということ。

ネガティブに弱気になっているわけではないのですが、小さなことが積み重なると考えてしまう瞬間があるんですよね。

今回は、わたしが実感している「40歳目前にして仕事での能力不足や限界を感じる4つのこと」を率直に書いてみようと思います。

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20代の頃は若くて青かった。

わたしは現在、フリーランスとして仕事をしています。

主に講習会などでパソコン操作や資格取得のための講座で教える仕事をしています。(集合研修)

この仕事をはじめたのは23歳のとき。当時はインストラクターという肩書きと響きに魅かれていたというのが本音でした。

もちろん、そのための勉強もたくさんしましたし、それが楽しくて毎日がとても充実していました。

たいした能力もないくせに、ツンツンして周りにはたくさん迷惑をかけたと思います。笑

そのときは、まったく気にしていなかったのですが、周囲の先輩方からは「引き返すなら30まで。35を過ぎたら後戻りできないぞ。」なんて言われていました。

自分だけは、そんなことにならないと思っていたのですが、40が目前になった現在は、それが間違いではなかったと実感しています。

まだ、本格的に転職などを考えているわけではありませんが「現在の仕事以外に何ができるのか?」と聞かれると、正直、答えがみつかりません。汗

日々はそれなりに過ごせていますし、仕事もこなせているのですが、能力不足や限界を感じる瞬間が多くなってきているのは確かなことなんです。

1.言葉や操作が出てこない

教える仕事といっても、何年もやっていれば「同じことの繰り返し」になることも多いものです。

受講生は入れ替わりになりますが、わたしの場合は、教えることのベースラインに大きな変化は少ない方です。

ですから、講習のまわし方やペース配分を掴んでしまえば、教本通り・マニュアル通りでなくても、対処する力もついてくるんですよね。

ところが、ここ数年は講習の中でも「単語や用語が出てこない」「操作が思い出せない」という瞬間が目立つようになってきました。

「まだ30代なのに」って、自分でも思いますよ。笑 だけど、これまで当たり前のようにできていたことが、不意にできなくなるって、結構、ダメージが大きいです。

2.新しいことが覚えられない

わたしは主に、パソコンの実技指導をすることが多いです。

そうなると、ソフトのバージョンが上がったときの対応や、新しい学習分野が出てくるのも当然のことです。

若い時には、わからないなりにも勉強して、何とかできることも多かったのですが、いよいよヤバイと感じることが多くなりました。

新しいことが頭に入ってこないんです。

もちろん、勉強もしているのですが、以前ほど一度にたくさんのことを覚えられなくなりましたし、忘れることも多くなりました。

まさか自分が、そんな体験をすることになるなんて微塵も考えていませんでした。汗

たびたび、落語家の桂歌丸さんが晩年におっしゃっていた言葉を思い出します。

「やりたい噺はたくさんある。だけど、覚えられない。何かを捨てなきゃ入ってこない。覚えるにはものすごくエネルギーが必要で、身体への負担も大きくなった。」

IT系といえるほどの仕事ではないと思ってますが、35歳をすぎると能力が衰えだすというのは、あながち間違いでもないということを痛感しています。

3.キャパが小さくなってきた

これは一番感じることかもしれません。

以前に比べると、自分一人で抱えきれる人数が小さくなってきているのですね。

それまでは、何の問題もなく余裕でこなせていたことも、どういうわけか、年々ひとりでは抱えきれなくなってきています。

もちろん、人数が多くても講習を回すことはできるのですが、個々を丁寧にチェックするとなると、それなりにエネルギーが必要なんですよ。笑

ひとつの理由としては、お客様が多様化してきたことが考えられます。

数年前までは、講習会、勉強会、研修となれば、それなりにきちんと学習意欲を持った方が多く、それが当たり前だと思っていました。

ところが、現在は名目はどうであれ、看板がどうであれ「お客様」が多様化していると感じます。多くは語りませんが、そういうことなんです。

4.求められるレベルが高くなった

これは時代の流れなので仕方ないと思っていますが、求められるレベルが高くなりました。

以前のようなインストラクター感覚だけでは通用しなくなったのですね。

講座の内容も然りですが、人間力やコミュニケーション能力、周囲との人間関係構築力など、人材育成も抱える範囲が広くなってきました。

これが本当に大変なことで、自分自身も完璧な人間ではありませんから、毎回、毎回、どうするべきか、どう係わるべきかを考えさせられます。

産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの資格も取りましたが、勉強すればするほど、人間って本当にむずかしい生き物だなぁと感じています。

いつか、ついていけなくなる日が来ると思いますし、それは遠くないように感じています。

引き際は潔くと決めている。

ということで、今回は私が実感している「40歳目前にして仕事での能力不足や限界を感じる4つのこと」についてお話しました。

ですが、決して消極的になって、マイナスな波長にのまれているわけではありません。笑

わたしは、現在の仕事が好きですし、苦労の分だけやり甲斐も感じています。

まだまだ現役を退くつもりはありませんから、必死にくらいついてやろうと思っているくらいですw

ただし、引き際は決めています。

「自分の能力、パフォーマンス、モチベーション」この3つが全部ダメになったときは、潔く別の仕事を探します。(仮にそうなったらね)

これは筋トレの館長の名言ですが、こんなにカッコイイこと言えるくらいプライドを持って仕事に臨めるってすごいよなぁ!

そんな自分でありたいと願い、今日も仕事にいってきます!

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