高齢者の自動車運転事故が絶えずニュースにあがりますよね。
本当は、もっと前からあったはずなのですが、何かをきっかけに集中的に話題として取り上げられているのだと思います。
ですが、日常的に車の運転をしている私も、何度か高齢者の運転にヒヤリとしたことがあるのも確か。
今回は、高齢者の危険な運転と、免許返納に申請しておきたい「運転免許証明書」についてお話します。
スポンサーリンク
高齢者の運転でヒヤリ!
「高齢者の運転があぶない」ということだけが話題になりがちですが、わたしは高齢者に限ったことではないと感じています。
誰でも起こり得ることのスポットライトが、たまたま、高齢者であったということも考えられますよね。
ですが、普段から運転をしていると、何度かはヒヤリとする体験があることも確か。「危ない!」と思って運転者を見ると、高齢者である確率は高めなのも事実なのです。
車の運転なんて「座ってハンドルを握っているだけじゃん」と感じてる方も多いと思いますが、それだけではありません。
危険を察する力、瞬間的な判断力、反射神経、運動神経など、軽視できない身体能力が必要です。
ところが、残念なことに、これらは加齢とともに能力低下していくものばかりなんですよね。汗
高齢者の方でも、毎日運転をしていると、あたり前な日常のひとコマなのでしょうけど「あたり前に感じているのは自分だけ」という点が怖いところです。
わたしは運転中に、高齢者の運転でヒヤリとしたことがいくつかあります。
- 走行ラインが安定しない
- やけに左側により過ぎる
- 完全にセンターラインを割っている
- 速度が安定しない
- 周囲の状況に気づいていない
- 視野がせまくなっている
- 車体感覚、車幅感覚がおかしい
- やたらとブレーキを踏む
- 停止位置を完全オーバー
- ウィンカーを出さずに車線変更
- 急発進、急停車
- 駐車場にナナメ駐車
いまのところは、当てられりしたことはありませんが、万が一が起こってからでは遅いですよね。
どこかのタイミングで運転免許の返納を検討しなければいけません。
田舎ならではの返納できない理由
わたしの父は66歳。仕事を定年退職してから2年くらい経っていると思います。
いまも現役で車の運転をしていますが、いずれは父も免許の返納を検討するときが来ますよね。
ですが、田舎でくらしていると、簡単には返納の決断ができない理由があります。
みなさんもご察しのとおり「生活が不便になる」という、大きなただその一点なのです。
「バスや電車を使えばよい」という方もあるでしょうが、はっきり言って不便すぎます。
それに、これまで日常的に車を移動手段、足として生活してきているのですから、そんな簡単に切り替えはできません。
買い物にしたって、わたしの両親は週に1回、まとめ買いをしてきますから、それを60過ぎの二人が両手に抱えてバスにのるなんて、微塵も考えたことがないと思います。
田舎や地方での車の存在は「大事な移動手段」なんですよね。
決して「金持ちだから車を持っている」のではなく「車がないと困るから買わざるを得ない」という状況もあります。こればかりは、誰がなんと言おうとそういう理由もあるのです。
その状況を踏まえての免許返納となれば、なかなか決心がつかないのも十分に気持ちがわかります。
免許返納すると身分証明書がなくなる?
免許返納をしない人の中には「身分証明書がなくなるから」という理由をあげる人が意外と多いことに驚きました。
たしかに、運転免許証は身分証明書として提示する場面が多いですから、なくなると困るというのも筋が通っていますよね。
ですが、身分証明書という点では、運転免許証を返納しても「運転経歴証明書」というものを発行してもらうことができます。
発行のためには申請手続きが必要になるのですが、この制度を知らない方も多いようなのですね。
※運転経歴証明書は、免許返納から時間が経ちすぎると、申請ができなくなります。
有効期限は「交付後の経過年月にかかわらず本人確認書類として使用可能」と説明されていますよ。
警視庁のサイトに詳しい説明がありますから、どうぞご覧になってみてくださいね。
まとめ
ということで、今回は自動車の運転免許返納についてお話しました。
免許返納は、いつかは誰もが通る道だと思っています。
だからこそ「高齢者」というだけで悪者にしたり、責任をおしつけるのではいけませんよね。周囲の人たちの理解や協力も必要だと思っています。
運転能力が低下していることを気づかせてあげたり、返納制度について知っておくことは、とても大事なことなんじゃないかと思う今日この頃です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。
スポンサーリンク