はなのあ流儀

丁寧な暮らしを目指しています。生活の知恵やライフスタイルについてつづります。

65歳の父がソワソワしだした理由。定年退職後はどんな日常をすごしているのか?

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テレビのローカルニュースで、平均年齢60歳以上の入学式が開催されたという話題がありました。

シニアカレッジという学びの場で、シニア世代が学習する楽しみに意欲的であるという内容なのですね。

ドコモショップでは、シニア向けのスマホ教室が賑わっていますし、シニア世代はチャレンジ精神にあふれているようです。

それを見て不意に父のことが頭をよぎりました。

急に思い立って実家の父の様子を見に行くと、何やらソワソワしていて落ち着かない様子。一体、何があったというのでしょうか?

今回は、65歳の父がソワソワしだした理由と、定年退職した後、どんな日常をすごしているのかについてお話します。

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実家に顔を出すのは大事。

わたしは現在、一人暮らしをしています。

実家を出る最後のきっかけになったのは、家族間のトラブルなのですが、決して両親との関係が悪いわけではありません。

ですが、そのこときっかけに、いろいろなタイミングが重なってしまい、わたしが家を出て、弟が結婚をして家を出て、一番下の弟がこれから関東へ出て行こうとしているようです。

母も今年で還暦。父は65歳になりましたが、賑やかだった家の中がいっぺんに静かになってしまい、父はなんだか寂しそうです。

わたしは今でも定期的に実家に顔を出しています。笑

別段、これといった用もないのですが「お腹が空いたから来た」という理由をブンブン振りかざしてでも、両親の顔を見に行っているんです。

元気でいるのが当たり前と感じてるからこそ、様子を見ておくことって大事だと実感しています。何かあっても「気づけなかった」では後の祭りですから。汗

いつ行っても母はゴロゴロ寝転がったまま動くことは少ないし、父もテレビの前に座っていることが多い。

そんな変わり映えしない光景が続いていたのですが、ここ数週間は父がソワソワしていて何だか落ち着かない様子なのですね。

そこで理由を聞いてみると、納得の返事が返ってきました。

唯一の趣味、魚釣りのシーズン!

わたしの父はこれといった趣味がないのですが、昔から魚釣り(海釣り)が好きでした。

若い頃は、船に乗ってまで魚釣りをしたり、釣り仲間を家に呼んで「おもり」を作ったりもしていました。

そういえば、定年退職後、昨年もこのシーズンには魚釣りに行っていたと思うのですが、今年も釣りシーズン到来なようです。

それで、翌日にでかける魚釣りの準備を昼間からしていたそうですw

海釣りといっても、岸から糸を垂らしての釣りですし、新潟では釣りスポットとなっている場所で楽しんでいるんですよね。

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父曰く、いまはアジが来ているそうで「釣り情報はタブレットで調べられるようになった」と嬉しそうに話してくれました。笑

まだまだ、情報検索はハードルが高いようで、見ているページや情報はイマイチなのですが、タブレット操作は確実に上達しています。

上の写真も父がタブレットで撮影しました。(上手に撮れていますw)

やっぱり、自分の興味があることの延長線上のことは、どんどん吸収できるものなんですよね。

こういう部分は子供も大人も関係ないんだなぁ~

父は何をして過ごしているのか?

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魚釣りが楽しみといっても、毎日でかけてるわけではありません。

ペットのだいちゃんもいますが、いつも父をかまってくれるわけではありません。変な帽子をかぶせられたりして、きっと迷惑していると思います。笑

それ以外の日は何をしているのか聞いてみると、結構、いろいろ動いている時間があることがわかりました。

  • 朝:母を駅まで車で送迎。
  • 午前:目指せ1万歩の散歩
  • 午後:草むしり、花壇の手入れ
  • 夕方:母の迎え、買い物
  • 夕食前:水やり、猫のトイレ掃除
  • 夜:LINEで孫の写真と動画チェック

なんだか、母の雑用係のような役割もあるんですけど、気が付くと夕方になっていそうなメニューですよね。

花壇の手入れや草むしりは、とても良くされていて、いまはプランターや花壇で野菜苗を育てたりもしています。

夜になると、懐中電灯を片手にナメクジ退治をしたりしていますから、何だかんだで楽しみを見つけることが出来ているみたい。

もともと、外へ遊びに行くようなタイプの父ではありませんでしたから、これでも十分活発に動いていると思います。

散歩は気まぐれですから、どうせ、雨が降ったり、暑くなったりすると辞めてしまうんだろうなぁ。去年もそうだったし。笑

父が断捨離に興味をもっている

父と話している中で、たびたび話題にあがってくることがあります。

それは「断捨離」に関することなんですよね。

父曰く「この家のゴチャゴチャした不要なものは全部捨ててしまいたい。リビングにはソファーを置きたい」というのです。

実家は母が仕切っているのですが、とにかく貧乏性で物を捨てたり、手放したりすることに否定的です。

わたしは、何年も前から、不要なものや大型の家具は捨ててしまえばよいと思っていまいた。それで居住空間が狭くなっているのでは話になりませんし。

母を説得するのは無理だと思いますが、父へは断捨離本でもプレゼントして、新たな刺激を与えてみようと思います。

名付けて「きれいに片付いたらソファー買ってあげるよ作戦」です。笑

何かを見つける努力も必要

ということで、今回は65歳の父の日常についてお話しました。

定年退職などで仕事から離れると、解放感はあるでしょうが、人間関係が狭くなったり、刺激が少なくなったりしがちですよね。

それでも、日常生活の中で役割をみつけたり、やることを見つけたり、上手くいけば楽しみをみつけたり。これって大事なことだと痛感しています。

父に派手さはありませんが「自分で何かを見つける努力」をしていることは十分にわかります。きっかけさえ掴めば、シニア世代もエネルギッシュに動けますw

わたしも無茶をしない範囲で、なにか楽しみのきっかけを与えられないか模索しています。何か良いきっかけはないかなぁ~?

今回の記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。

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