はなのあ流儀

丁寧な暮らしを目指しています。生活の知恵やライフスタイルについてつづります。

こどもの素直な一言が琴線に触れた!大人も忘れてしまった本質を小学生将棋名人戦で見せられた。

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HNKで「小学生将棋名人戦」が放送されました。

将棋は難しいことは指せないのですが、対局を見るのは好きでNHKやネットでも見ています。

最近では、藤井聡太七段の影響もあって、将棋界はとても賑わっていますよね^^

プロヘ登竜門ともいわれている小学生名人戦。仕事前に少しだけ見たひとコマに、わたしは大感動してしまったのです。

それは対局シーンではなく、インタビューのシーンだったのですが、大人ですら忘れてしまっている日本人としての「本質」がそこにあったのです。

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こどもの素直な一言が琴線に触れた

こども一言って、時として大人ですらハっとさせされることがありますよね。

今日の放送内で、わたしが本当に感心して感動してしまったワンシーンを紹介します。

将棋でしのぎを削っている小学生がインタビューを受けていました。

その子は練習対局で椅子に座っているのですが、椅子の上で正座をしている点に注目されたのですね。

うろ覚えで申し訳ないのですが、インタビューを受けたこどもが次のように語っていました。

強いプロの先生たちは、みんな正座をしている。だから、自分も正座をしたら少しは強くなれるんじゃないかと思って。

・・・感服しました。こんなに本質をついたことを、こんなに小さな子が言えるなんて信じられません!本当に立派だと思います。

誰に言われたわけでもなく、礼儀や作法を厳しく指導されているわけでもありません。(本当は言われているのかもしれないけど。)

自分が立派だと感じた大人の立ち振る舞いを見て、姿勢から真似してみる素直さ!ここに感動したのです。

正座は足に悪いとか、椅子の上で行儀が悪いとか、そういうレベルではありません。

「見て学ぶ」「素直に学ぶ」こういう当たり前のこと。「姿勢を学ぶ」ということは、心構えや取り組み姿勢にも直結することですよね。

こういうことって、大人になればなるほど、すっかり忘れてしまっているのではないかと反省させされました。

この子は絶対に立派な大人になれると信じています。こういう子がプロになってくれたら嬉しいと、心の底から思えました。

AIの進歩と情報化はすごい!

番組内では、小学生でありながらもAIを活用した将棋の勉強や研究の様子も放送されていました。

やっぱり強い子は、勉強の方法も昔と違っていて、パソコンを使うのが当たり前になっているんですね。汗

将棋のことは詳しくないので分かりませんが、囲碁はAIが普及したおかげで、わたしが勉強していた頃の打ち方とは大きく変わってしまいました。汗

当時は「よくない」と言われていた打ち方が「良い打ち方」になっていたり、序盤の考え方などは、現代では肩透かしを食ってしまうことも多くなっています。汗(だからなのか、万年初段な私です。涙)

今は、数年前とは比べものにならないほど、情報化が進んでいますよね。

スマホやパソコンを使えば、すぐに欲しい情報が手に入りますから、知識や情報の面では技術も格段に向上していると思います。

だから、頭の良い人、利口な人は増えてくると思うのですね。

ですが、人と人との交流や意思疎通、心の在り方など、内面的な部分はきちんと育っているのか、とても不安になっている私がいます。

プレバトの俳句コーナーでもズバリ!

わたしは「プレバト」の俳句のコーナーにドはまりしています。笑

毎回、毎回、本当に楽しみにしていて、とくに梅沢富美男さんの俳句は本当にすばらして大好きです。

それはさておき。

俳句のコーナーでは、東大生か東大出身かの方が作った俳句が大変注目されました。

わたしは素人ですから、俳句のことは詳しくありませんが、それでも「うまいなぁ」と感心させられたことを覚えています。

それから、高校生名人が作った俳句も見たことがあるのですが、それもすっばらしかったんですよね。

ですが、審査の先生方からはズバリ厳しい共通の指摘が入ったことがありました。

それは「型や魅せ方をよく知っている。けれど、実感や実体験に欠ける」「本当にやっていたのか、傍で見知ったことなのかの温度差を感じる」という内容です。

いくら技術やテクニックを身につけても、内面が伴わないと、いま一歩だということですよね。こういうことにも通じる何かは、将棋の話と共通することがあるのではないかと感じました。

心も美しくありたい。

今日はとても不思議な気持ちになった一日でした。

普段はあまり意識しないことばかりが、何かのメッセージのように私の目の前や頭の中に出そろいました。笑

本当の意味での素直さ(純粋さ)や、良い意味での五感を研ぎ澄ますこと、感受性を育むこと。

こういうことって、現代ではナンセンスなのかもしれません。

現実的じゃないことも多いし、抽象的な面も多いし、理想論や空想論といわれても仕方ないことも多いのはわかっています。

礼儀作法や姿勢のことも「方法を身につければ問題ないでしょ?」といわれるかもしれません。

ですが、そういうものの中に、少なくとも私が忘れてしまっていたことや、本当に求めていることがあるのではないかと思いました。

書道とか、俳句とか、囲碁とか、合気道とか、ガーデニングとか。本当は習ってみたいことがいっぱいあることも思い出しました。笑

そして、何故か久しぶりに、煩わしいストレスから解放されている自分がここにいます。笑

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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