昨年のクリスマスに父にタブレットをプレゼントしました。
父はとても喜んでくれて、自分で本をかって勉強したりしていました。
ですが、約3週間たった今日に至るまでに、ちょっと面倒なクレームがあがりだしたのです。
さてさて。65歳でタブレットデビューを果たした親父のクレームとはどんなものだったのでしょうか?
スポンサーリンク
父のタブレット使用環境
わたしが父にプレゼントしたタブレットは、自宅で使用する目的で購入したものです。
ですから、実家の家の中でのみWi-Fiをつないでインターネット接続できるものなんですよね。
屋外に持ち歩いてどうこうするならば、思い切ってガラケーからスマホに切り替えたほうがよいと思っています。
それに、もしスマホデビューするのなら、スマホの方が買ってあげたタブレットよりも活用の幅や便利さが上だとおもったからです。
ところが、それが裏目にでる結果となりつつあるんです。
以前に、タブレットをプレゼントしたときの記事もありますので、よかったら読んでみてくださいね。
65歳の親父からあがったクレーム
さてさて。65歳になる親父はスマホにも触ったこともありませんし、パソコンも使ったことがありません。
それでも、弟夫婦に赤ちゃんがうまれたことをきっかけに、LINEがしたいという意欲に満ち溢れていたんですよね。笑
想像よりも、うんと上達は早い方だと思っているのですが、そんな父から予期せぬクレームがあがりだしました。
1.Wi-Fiが切れることに気づいた。
これは、わたしがすっかり忘れていたことでもあるので、父の言い分は正しいと思っています。
実は、わたしの実家はADSLでインターネット接続しています。
ADSLは家電話の電話回線をつかったインターネット回線で、光回線が普及する前は、とても人気があったんですよね。(現在は、新規受付が完全に終了しています。)
わたしも実家で暮らしていたときに気づいていたのですが、どういうわけか、強風が吹いたり、雪が積もったりすると、ネット回線が切れてしまうんです。
ちなにみ、ルーター側には問題なしです。
一度、問い合わせをしたこともあるのですが、業者さんに来てもらえば「なんとかなるかもしれない」レベルの話なのだそうで、光回線への乗り換えを勧められていました。
ですが、どうしようか考えているうちに家を出なければいけなくなり、弟たちも残っていましたから、なんとかしてくれるだろうと願っていました。
ところが、誰一人として動いてくれる兄弟はおらず、その問題に本格的に困り出したのが父になったということです。
何とかしてくれというものですから、一応、わたしなりの対処方法を伝えて、実際にどうすればよいのかもやってみせたりもしました。
ですが、回線が切れるたびに電話がかかってくるようになり、そのたびに実家に向かうことになるという、やや面倒な状況になっています。
どうしたものか・・・と本気で悩む頻度になっているのですが、プラスに考えることにしました。
これは、親父がわたしを実家に来やすいように理由を作ってくれているのだと。笑
そう考えれば、ちょっとのことでも連絡をくれるようになった関係というのは、わたしの人生にプラスになっていると思うんです。
そう信じるしかない、むしろ、そうだと願っています。笑
2.「LINEおくったのに返事もない」と怒る。
これはですね。なんとなく気持ちもわかるのですが、先ほどの問題の延長線上にあるんです。
ネット回線が切れてしまったことには気づいているのですが、そのことをLINEで私に送ろうとしているんですよね。
インターネットがつながっていないのだから、LINEも送れるはずがないのですが、そこのところが父はイマイチ理解できていなんです。笑
父にしてみれば、自分の緊急事態を「きちんと発信している」のは確かな事実ですよね。ですが、わたしのところには「届いていない」というのも事実。
このことを、都度、呼ばれるたびに、わたしの画面を見せながら、父に説明しています。
だけどね。説明するたびに虫メガネで画面を見てくれるし、何だかわからないメモをとったりしている姿をみると「あぁ。子供と向き合う親というのは、こういう気持ちなのかなぁ~」なんて、ちょっと幸せなきもちになったりすることもあります。
まぁ、面倒くさいと感じる気持ちがゼロというわけではないのですけどね。笑
3.「変なのが出た」の報告が絶えない。
これも似ているのですが、タブレットの画面に見たことのない表示があるたび「変なのが出た」と連絡がきます。
この連絡が一番やっかいなのですが、LINEで送られてくるんですよね。
誤字脱字の多い日本語なうえに、何を伝えようとしているのかが分からないことが多く、たいていは「そのままにしておいて」と返事をしています。
夕方や夜にようすを確認に行くと、本当に、その画面が出たままの状態で待っていてくれるのですから、こういう点は従順なんだなぁと感心してしまいます。笑
このときも、どうやって対処するのかをきちんと聞いてくれますから、仕事していた当時の「ガンコで話を聞いてくれない父」なんて、微塵も感じなくなってしまいました。
人って時間とともに変わるものですよね。もしかしたら、ツンツンしていて、すぐにつっかかっていたのは自分の方だったのかなぁなんて感じることもしばしば。汗
4.「だれもLINEくれない」と怒り出す。
子供みたいなクレームでしょ?笑
私の父は、LINEでのやり取りに関しては、とても上達していると思います。
普段は、職業訓練の指導員をしているわたしですから、その視点でみても、本当によく練習していることがわかります。
画像や動画も送れるようになっていますし、入力の速度も向上しているんですよね。
だけど、父のLINEには私と弟二人、弟のお嫁さんの4人しか登録されていませんから、どう考えても用事がない限り連絡が来ないメンツなんです。笑
それなのに、いまでも私が実家を訪れるときには、タブレットを片手に、動くはずのない画面を見たりしていて、そういうところが何だか笑えますよね。
わたしは少しでもLINEを活用してもらえるように、ささいなメッセージを送ったりもするのですが、正直、ネタ切れ。笑
「だれもLINEくれない」と怒り出す父をなだめるためには、どうしたもんじゃろか~と頭を悩ませる毎日です。
5.タブレットって何に使えばいいの?に気づいた。
これは、やっかいなことに気づかれました。
父は当初から、LINEで赤ちゃんの様子が送られてきて、それを見ることができれば大満足だったんです。
ですから、買ってきた本もLINEの部分はよく読んでいるのでしょうけど、それ以外は興味がないようなんですよね。
Google検索とか、Youtubeとか、楽しみはたくさんあると思うのですけど、キーワード検索までは、まだ手が届かない様子。
「無茶なことをしてお金を請求されるのは怖い」と言っていますから、無謀なチャレンジをすることもないのだと思います。
そんな父が「LINE以外に何につかえばいいの?」と聞いてくることがあります。
これが中々、どう答えて良いのか本当にこまるんですよね。みなさんなら、どうやって答えます?汗
とりあえずは、Googleマップで地図検索をしてみて、上空写真を見せたりしたのですが、それを目の当たりにした父は大喜び!笑
「お~!オレのうちだ!〇〇の車とまってるな~」なんて、この程度のことでも大はしゃぎなのですけど、ネタというネタも閃かなくて、時間繋ぎができるのも、じきに限界がくると思います。
ということで、今回は65歳の親父がタブレットデビューした結果、3週間のうちにあげてきたクレームについてお話しました。
深刻なクレームというわけではないのですけど、初心者ならではのあるあるなのかもしれません。
先日、母と話していて気づいたのですが、父が仕事を退職して1年半がたったのだそうです。
足が痛い、手が痛いという声も聞こえてくるようになりましたが、楽しそうにタブレットを使ってくれている父。もっと、いろんなことにタブレット活用してくれると嬉しいだけどなぁ~と思っています。(何に使わせるかは未定だけどね。笑)
スポンサーリンク