年末に向かって、寒さも一段と厳しくなってきそうですね。
この季節になると、風邪をひくこともめずらしくありません。鼻水やくしゃみ、のどの痛みが出ても市販薬で対処できることも多いですよね。
数年前のことになりますが、わたしは原因不明の咳に苦しみました。
とにかく咳がとまらなくて、いくつかのお医者さんにもかかったのですが、どの先生もハッキリとした原因がわからず、首をかしげるばかりたったのです。
今回は、かぜ薬も咳止めも効かない長引く大人の咳のまさかの原因についてお話します。
わたしの体験なのですが、この原因は是非知っておいていただきたいと願っています。
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風邪の症状がない謎の咳。
わたしが数年前に苦しんだ謎の咳。結果的に約2ヶ月くらいは続いたと記憶しています。
ゴフゴフするような重い咳ではなく、どちらかというとコンコンという感じ。乾いた感じの咳なんです。
のどがムズムズするようなことも無いのが不思議なのですが、それでも咳が出て止まらないんです。
さらに不思議なのは、一日中止まらないわけではなく、日中が一番ひどく、夜の就寝する頃にかけては症状が軽くなるように感じていました。
ですから、咳込んで眠れないということはありませんでした。
そもそも、わたしは咳が止まらなくなるというようなことは、これまでにもほとんど経験がありません。
ノドが腫れたり、熱が出たり、鼻水が止まらないなどの症状が出ることが多くて、むしろ咳で苦しむような経験は思い出せないほど少ないと思います。
ですから、その当時は「本格的なのど風邪かな」と思って、「ノド・せきに効く・・・」のような市販薬を飲んだりしていました。
ところが、どの薬を飲んでも効果を実感できませんでしたし、咳が止まることもありませんでした。汗
それに、非常に困ったのは、咳が止まらないという症状を除けば、その他に風邪らしい症状が一切ないのです。
さすがにおかしいと思い、内科の先生にも何人かに診察してもらいました。
どの先生も「咳を止めるお薬を出しておきますね」というような話をしてくれるのですが、「病名」を述べるようなことは一切ありませんでした。
お医者さんから出た薬で、頓服薬のようなものを飲んだ時には、一時的に咳は治まるように感じたのですが、一日に何度も飲めるものではありません。
その他の咳止め薬は、まったく効果を実感できませんでした。汗
耳鼻咽喉科でも診察してもらったのですが、鼻ものども問題なし。
もやはり「咳止めの薬を飲んでみてください。」とのことで、お薬の処方がありました。ですが、これもまた一切効果を実感できなかったんです。
アレルギー検査を含めて、いくつかの検査も受けたのですが、原因が特定されることはありませんでした。
ありがたいことに、結核や肺炎でもないということは分かっていて、それだけでもありがたいと感じたものでした。
原因らしきもの辿りついたのは韓国の先生
原因不明の咳は止まることもなく、いよいよ周りの目も「やばい病気なんじゃない?」的な冷ややかさを発してきました。涙
わたしは止まらない咳を押し殺すように生活していたのですが、周囲の人に迷惑をかけていることは十分にわかっていましたので、申し訳なさと居心地の悪さに、どうしてよいのか困り果てていました。
そんなわたしへ、幸運の女神がほほ笑みました。
「韓国から来た先生がやっている〇〇〇という医院が、漢方薬も出してくれるらしいの。あんた、そこで診てもらったほうがいいわよ。」
藁にもすがる思いでその医院を訪ねると、先生はすぐに診察をしてくれました。流暢な日本語ではないのですが、単語、短文といった感じでやり取りをしました。
これまでの経緯を伝えたうえでお話をしていると、先生はきちんと答えを出してくれました。きちんとした答えです。
「忙しすぎるんじゃない?病気じゃないよ。」
・・・ん?
「ストレス!」「漢方じゃないけど薬だします。」
これが先生の出した答えだったのです。
当時のわたしには、まったく想像もできない展開に状況が理解できませんでした。
病気じゃなくて、ストレスが原因だと言われたのですよ。ストレスと咳がどう結びつくんだ!?と謎が深まるばかりです。
処方されたお薬は、粉薬と錠剤だったのですが、薬袋には「安定剤」と書かれていました。
そのときは、咳を止めるための安定剤だと思っていたのですが、もしかしたら、精神安定剤の意味だったのかもしれません。
どちらにしても、びっくりしたのは、薬を飲んだ翌日の朝には、咳がほとんど治まってしまったことです!
あんなに何件も病院にいったのに、ストレスと見立てた唯一の先生のおかげで、わたしは止まらない咳から解放されました。
お薬を飲み切ったので、再診のために先生を訪ねると、すごく楽しい一言がありました。
「咳止まった?治ったら、もう来なくていいよ。」
先生の言葉は、少しぶっきらぼうに聞こえるんだけど、にっこりと優しい表情が言葉以上に語りかけてきてくれて、すっごく暖かい気持になりました。笑
残念なことに、現在はその病院はなくなってしまったのですけど、とてもよいご縁だったなぁ~と今でも感謝しています。
ということで、今回は原因不明の咳と、まさかの原因についてお話しました。
咳が止まらないというのは身体的にもつらいですし、周囲の目を考えると精神的にもつらくなりがちです。
わたしは色んな病院を回ることになりましたが、病気のせいで咳がでるとは限らないというのは、とても勉強になりました。
ストレスは万病のもとといいます。みなさんも気をつけてくださいね。
今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです。
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